本日も大河です。
気がついたら映画5本も借りてしまっていたので映画の感想も徐々に投下しますね。しかもうち新作が4本なので、実質2日で何時間見てんだよレベルの勢いで消化中でございます。
カテゴリ分けに映像作品を追加したのがフラグです。
初回は「探検隊の栄光」となります。
主演が藤原竜也のコメディ映画ということで気になってはいたのですが、いつの間にか劇場公開が終わっていていつの間にかレンタルが開始していた、という程度に興味の程度が低かったらしいですね。
いつも通り、概要を公式サイトより引用。
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落ち目の俳優が、テレビ番組で未確認生物を探す”探検隊”の隊長に就任!個性豊かな隊員たちやバカバカしいバラエティ番組のお約束、現地で遭遇した”本物のゲリラたち”に翻弄されながらも、やがて真剣にひとつのことに取り組む意義とやりがいに気づき、新しい世界を発見していく。
笑いと衝撃、そしてちょっぴり感動の探検コメディ。
http://tanken-movie.com/
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まぁ、お察しの通り、1980年くらいに放送していたテレビ番組「探検隊シリーズ」のオマージュですね。当時見ていたわけではないですが、画面作りがそのまんま。
で、これはその半ばヤラセみたいな番組をどうやって作ってるかって話なわけですが、なかなかに面白い。基本的に楽屋ノリというか、ぶっちゃけ話というのは人を惹きつける魅力があって、「探検隊の栄光」は撮影風景を曝け出すという形のぶっちゃけ話なわけですよ。
そこに生まれるギャップが面白い。
テレビ番組的には「ジャングルで危険に巻き込まれる」でも、撮影現場では「おもちゃを使って演出をしている」だけ。発見した人骨はチキンの骨だし、巨大なワニは人形だし、崖から落下寸前のシーンはちょっと大きめの岩に梯子使ってへばりついてるだけ。
ネタをばらせばつまらない構図が、放映予定の映像と合わさることでコメディに昇華する。
シュールな笑いってこういう感じなんですかね。
で、ところでタイトルは何なのって話に移ります。
「改変が上手く作用した」とは何のことかと言いますと、小説の原作があるんですけど、それと比較して映画の脚本はコメディ方向に大幅に改変されているらしいんですよね。原作だと後半にあったゲリラvs政府軍がけっこうきつい状態になっているという。そこを実写映画版だと、そうとうギャグ調に変えているので「実際こんなふうに思わねえだろ!」って部分もかなりある。マジかよこいつら頭弱いなって思ったりする。
でもコメディ映画だからという言い訳を盾に、好き放題やっているし、視聴者側も、どうせコメディだしと納得してしまえる。エンディングのご都合主義も、コメディならこんな好都合なハッピーエンドもよくあるものだろうとすんなり受け入れられてしまう。
というわけで、改変は成功だと言えるわけでした。
ただ、全体評価としては、劇場で見る必要はないなという印象でした。
面白くなくはないが、絶賛できるほどかといえばそうではない。
レンタルして見るくらいがちょうど良いと思いました。
ってな具合で映画の感想1本目です。
これが連日続きますので、是非よろしくお願いします。