大河の住処

書籍に対する感想文が主だったが、最近は自創作まとめ記事の更新しかしていない。ブログカテゴリに迷ったので日記にしておきました。

2016年01月

【感想】幻想ギネコクラシー(1)

大河です。1日ぶりです。
ブログ更新が順調な理由と致しましては、ここ数日分の記事を一気に書き上げて予約投稿しているからでございます。ありがとうございます。ありがとうございます。

本日は「幻想ギネコクラシー」です。
幻想ギネコクラシー (楽園コミックス)







何故かKindle版のリンクしか見つからないのでこちらを。
コミックもあるはずなんだけどなぁ……。

「波よ聞いてくれ」でも絶賛しておりました沙村広明先生の短編集です。

「鳳梨娘」「かまくりあん」「楽園からのハッピーバースデー」「筒井筒」「コップと泥棒、その妻と愛人」「新世紀ゴッドスレイヤー」「青い珊瑚礁2011」「オムレツの思い出」「惑星ソラリッサ」「健啖家・最後の晩餐」「殺し屋リジィの追憶」「イヴァン・ゴーリエ」の計12編。

あらすじ
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奇想天外空前絶後前代未聞な報われず救われないどうにもこうにもな物語が長短計12本。沙村広明史上サイコーの眼つきが悪い美女満載これでもか!なコミックス。カバー他描きおろし多数。 2014年3月刊。
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いやもう”人間臭い人間”といえば沙村広明先生です。
下心満載なオトコも欲望や正義感を振りかざすオンナも、ちょっぴりゲスい展開からほっこりする話やら救われない物語まで、面白い漫画のパターンを一通りまとめて体感できる素晴らしい本。
SFもあればエロもあり、グロもコメディも網羅してます。

創作ってちょっぴりキレイに描写してしまうもんだと。
「俺がこういう状況にあったらこうは動けないけど、創作だから主人公は理想的な言動をしてもいいだろう」ってことが、漫画に限らず創作物全般ではよくあると、思うわけです。
けれど、「幻想ギネコクラシー」に出てくる連中は、そうじゃないわけで。
”自分”と”相手”の二択で、迷いつつも”自分”を選んでしまうような。
創作物らしからぬ連中ばかりなわけで。

そういう妙に”人間臭い人間”が、非現実な内容と混じり合って、不思議な感覚をもたらす。

あと単純に絵がエロいよね。
なんか知らんけどエロいよね。エロは地球を救う。
個人的には「青い珊瑚礁2011」が大好物でした。ありがとうございます。今回お礼ばっかり言ってる気がする。ありがとうございます。


というわけで、沙村先生作品にとりあえず触れてみたい人にもオススメな作品でした。最高。



さぁて更新はどこまで続くかな。
また近いうちに。

【感想】リメインズ・JC(1)

大河です。

およそ半日ぶりです。

書く内容ができたと思ったら凄い勢いで記事にしていくのが吉。何故かというとまた途中で飽きるから。熱いうちに叩くのが正解なのです。
いろいろ漫画を買っては読んでいるのです。それが趣味だから。

本日は「リメインズ・JC」です。
リメインズ・JC (1) (まんがタイムKRコミックス)





現在は第2巻まで出ているようなのですが、とりあえず様子見と1巻を入手。
何故かと言いますと、久々に出ました衝動買いです。

だって!
女子中学生って可愛いじゃないですか!
「廃墟の街で精一杯暮らす3人の女の子たち」って宣伝文句、めっちゃ良いじゃないですか!
スローライフ・女子中学生とか言われたら、そりゃ買いますよ!

昨日に引き続き、まったりな終末感溢れる作品の香りにたまらず飛びつきました。宿命です。どうか許して下さい。まぁ衝動買いなのでどうなるかは分からないのですけれども。



もう少しまともな感想を述べるために概要を記載します。

あらすじ
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日本海に面した地方都市。 あちこちに放置された車やバス。 不時着している飛行機。 最上階が吹っ飛んだ高層ビル。 その廃墟の街で暮らすのは、ふつうの女子中学生3人だけ。 前人未読のほのぼの中学生4コマ、登場!
(公式サイト:http://www.dokidokivisual.com/comics/book/index.php?cid=1037
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3人の女の子がゆるく生き抜く日常を描いた4コマ漫画。
先にまとめた「少女終末旅行」との違いを挙げるならば、生活の難易度があります。向こうは「食料・燃料調達が上手いことできないと普通に力尽きる上、完全に死んだ工場のような廃墟で未知の領域を探索している」とかなりシビアな世界観ですが、こちらは「コンビニ・スーパー・学校があるごく一般的(ただし人は皆無)な町中を探索している」と寂しいだけで生活をする分には割と余裕があるのです。しかも今まで住んでいた町だから勝手が分かっているという。
というわけで宣伝文句に間違いはなく、JCのスローライフを楽しむ漫画です。

どうやら過去1年以内に大火事があったらしいことは分かるのですが、それ以上の情報はなく、数人の女の子しか出てこないという状況の説明に「滅んだ町」という要素を使ったように思えます。
凡百のゆるゆる4コマを脱し切れていないという印象しか受けませんでした。
JC感を出すために制服を着用させているというのも「廃墟生活と合わないなぁ」と。
面白いかと問われれば「面白くなくはない」ので、4コマ好きなら買ってみてもいいかとは思います。

でも正直、これだったら別の作品勧めたいんだよなぁ……。
たとえば……「境界線上のリンボ」とか……「うちのざしきわらしが」とか……「はるみねーしょん」とか……「LSD~ろんぐすろーでぃすたんす~」とか……。

まぁそこら辺は追々。



ではまた近いうちに。

【感想】少女終末旅行(1)

大河です。

およそ半年ぶりです。

実生活が充実しているのは素晴らしいことではありますが、それはそれとして勢いままにいろいろ書き殴りたい願望が失せているわけではないのです。
読んだ漫画は溜まっているので、しばらくの間は書く内容に困りません。やったぜ!


本日は「少女終末旅行」です。



私の記憶の中ではそれこそ半年前に記事にしたつもりだったのですが、どうやら記憶の中だけだったようなので、感想を書こうかと。


まあ、とりあえず、趣味の話になるんですけど、

女の子が嫌いな男はいないですよね。
で、
終わってしまった世界ってだいたい皆好きですよね。

つまり、大抵の男は「少女終末旅行」が好きです。

分かりやすい!
これほど分かりやすい結論があろうか!
だって楽しいんだもの! このゆるふわ終末感! 最高やん!



もう少しまともな感想を述べるために具体的な内容に触れます。

あらすじ
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終末世界でふたりぼっちになってしまったちぃとユーリは、愛車のケッテンクラートに乗って延々と広がる廃墟をあてもなくさまよう。日々の食事さえも事欠く、明日の見えない毎日。だけどそんな「日常」も、ふたり一緒だと、どこか楽しげだったりもして……。
(公式サイト:http://www.kurage-bunch.com/manga/shojoshumatsu/
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2人の女の子がバイク後部にキャタピラくっついた乗り物で滅んでしまった都市を移動して回る。
目的も定めず、食料と燃料がなくならないように探索を続けている。
そんな日常を送るだけの物語。

具体的には、
廃墟で風呂入ったり、洗濯したり、食料探したり、雑談したりするだけ。

終末といえば、やっぱり思い浮かぶのは荒廃した世界とヒャッハーな方々(※北斗の拳が多大なる影響を及ぼしています)なのですが、これはまったくもってそんな方々は出てきません。
というより人がほとんど出てこない。
ちぃとユーリがひたすら都市を往くのみ。
舞台の規模に対して、登場人物があまりに少なすぎる。

「少女終末旅行」が描写する”終末”と、私のイメージする”終末”は明確に違っているわけです。

何が違うか。
「音が違う」のです。

ヒャッハーな感じの終末は、「騒音」的な終わり方をしています。
秩序ある世界が崩壊し、綺麗な音を奏でていたはずのシステムが崩れ去り、この世は不協和音に満たされた。そういう終わり方をしていると。

では少女終末旅行における終末は、というと、
「静寂」
圧倒的な静寂。誰もいないし、何もない。
正確には誰もいないわけではないけれど、そう感じられるくらい人がいない。
そして、数少ない人にも、気力というか、生命力が感じられないのです(絵柄のせいかもしれないけれど)。
ただ淡々とその日の生活を維持するだけの日常を過ごす彼女らには、音を奏でられるだけの活力がない。仮にあったとしても、舞台に対しての数が少なくて、音として成立しない。

そして世界は静寂で満たされる。


すっかり雪が積もった夜、街灯もない田んぼ道を歩くことがあります。
確かに私は歩いているのに、けれど、音が雪に吸い込まれてしまって、何も聞こえなくなるときがあります。
向かう先も見えない。
戻る道も見えない。
自分の足跡さえ見つけられない。

そうして、ふと不安に駆られます。

「何処まで歩けばいいのだろうか」
「何時まで歩けばいいのだろうか」
「自分が向かっている道は正しいのだろうか」
「私は本当に歩いているのだろうか」

そういった心のざわつきを、この漫画を読んでいると感じるのです。
それでも、ちぃとユーリは、まるで一切不安ごとなんてないみたいに、それが日常だからと気楽にも見える顔で、終末を生きている。彼女らが内心どう思ってるかなんてことは、いつになっても分からないけれど、少なくともそう読み取れるような表情で。



といった感じで最高です。
買って読んで一緒に「最高だな……」って言い合おうぜ!

元々は同人誌即売会で出したオリジナル本だったようで、一読してこりゃあ商業デビューも当然だなと思った次第でございます。本当に、面白い。何もないのが面白いという、新しい感覚を味わえます。


続きが非常に楽しみです、というか既に2巻は発売しており、3巻が2月頭らへんに発売らしいですね。もちろん買いに行きますよ。終末を語りましょう。
では近いうちに、また。
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