衝動買いしました。
というわけで本日の感想は「百万畳ラビリンス」です。
というわけで本日の感想は「百万畳ラビリンス」です。
たかみち
少年画報社
2015-08-10
「イラストは綺麗だが漫画だとどうなのだろう……?」
と少々の不安を感じたり(そういう例がいくつか思い当たる)しつつ、イラストそのものは好きだった上、2,3冊でまとまっているなら尚更良しと衝動買いしました。
あらすじ
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人と関わるのが苦手な礼香はゲーム会社でバグ探しのアルバイトをしていたが、ルームメイトの庸子と共に木造迷路に迷い込んでしまい!?
ミステリーファンタジー!
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公式サイトから引っ張ってきたとは思えないほど簡素ですね。
ふたりぼっちと思われる迷路世界の謎解きと、真実を知ったとき二人はどうするのか、って話ですね。
感想。
ゲーム好きなら気に入る良作、って印象でした。
私は主にRPGを好んでプレイしてきたゲーマーなのですが、RPGで何よりも楽しいのは「探索」と「打開」にあると思うのです。自分で新しいフィールドを探索し、新たな世界を切り開いていく感覚。先に進めない箇所や撃退方法の分からない敵をどうにかするため、解決法を考え出してそれが成功したときの快感。
その「探索」と「打開」が見事に描かれた作品だったと思います。
世界の謎が明らかになるにつれて、行動の幅が広がっていく。シナリオが進むにつれて、最初は逃げるだけだった敵に立ち向かえるようになる。現時点で確認でき得る情報から、自らの力で可能な最適解を導き出し、実行する。
完全に、マンガの形を取ったRPGでした。
気になったのは、心を動かされる台詞やシーンがどうにも見つからなかった、という点くらいなもので、エンディングに向けて今まで出ていた情報を華麗に回収していく様は見事としか言いようがありませんでした。作中でも一切ぶれることなく美麗な絵も快適な読書時間を提供してくれます。
上下巻で完結しているので、購入は吉、ですよ!奥さん!
RPG好きは是非。
最近はなかなか味わえなくなった”自分で世界を切り開いていく感覚”が、思い出せるかもしれません。
ダンジョン飯2巻、僕のヒーローアカデミア5巻も一緒に購入していたのですが、それらの面白さについては今更語るまでもないので、記事にはしないと思われます。
次は旅行まとめかなぁ……。
では、本日はここまで。
大河でした!